TECHNOLOGY 技術紹介・発明紹介

マイクロプラスチック問題の解決に貢献する分解性を有するバイオベースの新規ポリマー微粒子

背景

現在、世界中でプラスチックによる環境問題への影響が深刻化している。特に、微細なマイクロプラスチック(5 mm 以下)に有害化学物質が付着し、海に広がることで、海洋生物や人体への悪影響が懸念されている。そのため、自然環境で生分解されるプラスチック及びポリマー微粒子が求められる。

技術の内容:分解性を有する新規ポリマー微粒子の簡便な製造技術

・石油由来の成分と生物由来の成分を混合し、分解性 
 を有する新規のポリマーの微粒子製造技術を開発
・溶媒の放出速度と析出速度の制御により、
 簡便な構造制御が可能

技術の利点:ポリマー微粒子の構造制御が可能 (密実球状/中空構造/多孔質構造 等)

・密実球状や微細な中空構造、又は多孔質構造 等
 が作成できることで、汎用プラスチックの
 代替材料としての可能性拡大
・分解性を発揮

産業応用のイメージ:化粧品や農薬関係等の幅広い応用の可能性あり

・化粧品(ファンデーションやクリーム、
 スクラブ製品 等)
・農薬関係(被覆肥料 等)
・接着剤やインキ、塗料等の工業製品 など

特許出願

あり

希望の連携実施許諾契約、共同研究契約、技術検討のための契約 など
担当アソシエイト松村 優香

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