TECHNOLOGY 技術紹介・発明紹介
自己発電・自己発信を可能とする異常振動検出センサ 無電源でのIoTデバイスの駆動を実現
- 環境・エネルギー
- 電気・電子
- 2025.07.01
背景
人口減少が進む中で、人を介さないデータ収集やモニタリングができるIoT (モノのインターネット)が注目されている。しかし、IoTデバイスは、電池交換が困難な場所に設置されることが多く、デバイス駆動用の「電力供給方法」が課題である。そこで、環境発電(振動・熱・光など)による無電源(電池不要)のIoTデバイスが求められている。
新規構造により発電効率の向上 自己発電を実現
・櫛歯型の新規構造を開発
・平面構造から立体構造へのブレークスルー
・発電効率を維持したまま小型化

自己発電による自己発信 無線端末搭載の発電機に有効
・異常振動を検知した時に自己発電し、異常を自己発信するセンサ
・量産技術確立済み(今後も改善を継続)
・本構造により従来型の約10倍の発電電力密度に改善可能

無電源のIoTデバイスにより 幅広い社会課題解決に貢献
・ウェアラブルデバイス(転倒検知、歩数計)
・橋や設備機器の異常兆候の検知
・住環境モニタリング(防犯システム) など

特許出願
あり
希望の連携 | 実施許諾契約、共同研究契約、技術検討のための契約 など |
担当アソシエイト | 松村 優香 |