TECHNOLOGY 技術紹介・発明紹介

可視光下で抗菌・抗ウィルス性能を有する繊維など多様な材料に組み合わせ可能な有機光触媒





室内照明でも抗菌効果を有し、有機化合物であるため高分子と親和性も高く、塗料等の機能性有機材料として応用が可能です。

背景

従来、抗菌性光触媒といえば、酸化チタン(TiO2)が有名ですが、
①紫外光にしか反応しない
②白色であるため用途が限られる
③無機材料であるため複合母材が限られる など、産業用途に限界がありました。

技術の内容:有機化合物と親和性の高い有機光触媒

本発明は、室内照明(可視光)でも抗菌効果が確認されており、また、有機光触媒であるため、高分子などの有機化合物との親和性も高く、高分子などと安定した混合物を形成することができます。
微粒子化により透明にすることも可能であるため汎用性が高く、各種素材のコーティングにも用いることが可能です。

技術の利点:室内照明(可視光)で抗菌効果を実現

本発明の有機光触媒は、紫外線に比べエネルギーが低い可視光で抗菌作用を発揮することができます。
※下図:実験データ
①可視光で反応
  室内光の下、殺菌効果を発揮します。
②透明化可能
  白化しないため製品の美観を損ねません。
③有機系複合母材との相溶性高いプラスチック材料や化繊材料に容易に混ざります。

産業応用のイメージ:抗菌性能をもつ繊維、塗料などの材料開発

本発明の有機光触媒により、プラスチック材料、塗料、高分子繊維(衣服の繊維を含む)や樹脂などの有機化合物に抗菌・抗ウィルス性能を持たすことが可能となります。今後、様々な機能性材料開発への展開が期待されます。

特許出願

あり

希望の連携実施許諾契約、オプション契約(技術検討のための契約)
担当アソシエイト豊田 一生

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