TECHNOLOGY 技術紹介・発明紹介
比表面積の大きい材料として活用可能!特殊形状ポリマー粒子を効率的・簡便に製造する技術
- 創薬
- 有機材料
- 機械・加工
- 2025.10.23
背景
ポリマーを含む原料粒子は用途に応じた形状が求められるが、特に表面に凹凸を有する粒子は、比表面積の高い材料としての活用が期待される。
その中でも、ラセンのように左右非対称な形状の粒子を製造する既存技術には、材料に制限があり、加工用機械も高価であるという課題があった。
技術の内容:比表面積の大きいラセン状粒子・ケバブ状粒子の製造に成功
・ポリマー粒子を物理的なある方法で加工することで、球状のものと比べて表面積が大きいラセン状又はケバブ状の粒子を効率的かつ簡便に製造できる。

技術の利点:従来の技術と比較して、 高機能と低コストの両立を実現
・球状の粒子は溶媒との接触面積が小さいが、表面に凹凸を有する接触面積が大きい形状を簡便に制御
・従来のラセン状粒子製造技術を凌ぐ低コストを実現

産業応用のイメージ:大量生産により、高機能製品の材料への活用に期待
・顔料、塗料、薬物伝送システム、液晶スペーサー、セラミック多孔体の空孔形成剤など
・特異な光学特性やレオロジー特性を有していることから、化粧品や塗料の充填剤など幅広い分野への応用

特許出願
あり
| 希望の連携 | 実施許諾契約、オプション契約(技術検討のための契約)、共同研究契約 等 |
| 担当アソシエイト | 松村 優香 |
