TECHNOLOGY 技術紹介・発明紹介

外科手術不要!安全なナノ粒子を用いて持続性を飛躍的に高めた新しい脊椎椎間板治療剤

背景

腰痛は日本で有訴率が第一位の症候であり、要因の一つに脊椎の椎間板変性がある。現在は外科的切除が中心であり、結果的に脊椎本来の構造破綻や機能喪失へとつながってしまう。長期間にわたって効果が持続する、手術によらない低侵襲の新たな脊椎椎間板治療剤が求められている。

技術の内容:ナノ粒子により長期持続性を実現

・生分解性ハイドロゲル粒子にsiRNAを封入
・In vivoで2ヶ月以上の陽性細胞を確認 (下図は28日後)
・siRNAであるためゲノムへ組み込まれることはなく、数代が経過すると消失

技術の利点:安全性・有効性・汎用性を実現

・専用施設、設備は不要
・整形外科医、脊椎外科医であれば対応可能

産業応用のイメージ:76億7,000万米ドルの慢性腰痛市場

特許出願

あり

希望の連携実施許諾契約、共同研究契約、技術検討のための契約 など
担当アソシエイト島田 かおり

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