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【大盛況御礼】2025/12/10(水)開催の神戸大学工学研究科「複雑熱流体工学研究センター」シーズ発表会

神戸大学イノベーションでは、神戸大学から生まれた研究成果を社会へ還元することを目的に、新規事業の創出や企業競争力の強化を目指す企業様とのマッチングや技術移転活動を推進しております。

12月10日(水)、その取り組みの一環として、工学研究科「複雑熱流体工学研究センター」シーズ発表会を開催し、多くの皆様にご参加いただき、大盛況のうちに終えることができました。

研究シーズ発表後のネットワーキングには、多数の企業・研究機関の担当者様にご参加いただき、各研究者と名刺交換や活発なディスカッションが行われました。

この度は、大変多くの企業・研究機関の皆様に参加申込及びご聴講を賜り、誠にありがとうございました。

本シーズ発表会にて発表された研究シーズに関するお問い合わせ、ご質問・ご相談等がございましたら、以下お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡いただけますと幸いです。
ご関心をお持ちの技術につきましては、ご要望に応じて個別面談の設定も可能です。

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また、当日ご参加いただけなかった企業様向けに、発表資料を以下に掲載いたしますので、是非ご覧ください。
※研究者の同意が得られた発表資料のみの掲載となりますこと、あらかじめご了承ください。

【発表研究シーズ一覧】
1)「次世代を拓く複雑熱流体工学の最前線」 
 内山 雄介先生(複雑熱流体工学研究センター センター長/工学研究科 市民工学専攻 教授)
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 概要:
 複雑熱流体工学研究センター(COFTEC)は、混相流や熱流体現象、熱流体制御等の幅広い分野における「複雑熱流体現象」に挑む研究拠点である。分野横断型のアプローチにより、従来の枠を超えた新たな学術領域の創出を目指している。本シーズ発表会では、COFTECの特徴を生かした代表的な研究例について紹介する。

2)「可視光で作用する抗菌・抗ウィルス有機光触媒の開発」
 市橋 祐一先生(工学研究科 応用化学専攻 准教授)
 概要:
 可視光照射下で稼働する多環芳香族有機光触媒を量子化学シミュレーションを用いて設計・合成し、可視光照射下やルームライト照射下での抗菌・抗ウィルス性能について検討した。また、新たに天然材料による有機光触媒を探索し、ルームライト照射下で抗菌・抗ウィルス性能有する有機光触媒を発見した。

3)「血液・細胞・胃等の生体内流体に関する数値シミュレーション」
 石田 駿一先生(工学研究科 機械工学専攻 助教)
 概要:
 血液、胃、嚥下、細胞などの複雑な体内流体を力学法則に基づいた数値シミュレーションにより一連の現象を再現・解析し、疾患の計算力学モデルの構築及び生命現象の解明を進めている。医学系の研究者とともに臨床レベルでの応用を目指しており、本技術は診断支援、医療機器開発や薬剤の動態解析等への応用の可能性がある。

4)「植物の力学的応答を可視化するマイクロデバイスの開発」
 肥田 博隆先生(工学研究科 機械工学専攻 准教授)
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 概要:
 植物が養分や水分を吸収する根の成長挙動を可視化し、機械的特性(硬さ・推進力)を簡便に評価可能なマイクロ流体デバイスを研究している。成長過程のモニタリングと力学的特性(伸長速度や硬さ)の定量的な解析から、植物の環境適応性の理解を通じて農作物の生産性向上や品種改良等への応用が期待できる。

5)「エネルギーマネジメントを実現する湿り蒸気流量計の開発」
 村川 英樹先生(工学研究科 機械工学専攻 准教授)
 発表資料はこちら
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 概要:
 工場の熱需要の多くは蒸気によって賄われているが、配管が長くなると放熱により供給熱量が減少するとともに、蒸気は湿り蒸気となる。このため、配管外から湿り蒸気流を計測する技術はエネルギーマネジメントの観点から重要である。本研究では、クランプオン式超音波流量計を用いて、湿り蒸気の流量評価と湿り度予測を実現した。

上記研究シーズに限らず、大学の技術や産学連携にご関心をお持ちの方、製品開発や新規事業の創出をご検討中の方は、ぜひお問い合わせフォームよりご相談ください。

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