【イベント案内】10/17オンライン開催JST「神戸大学新技術説明会」のご案内
- 2024.10.09
- お知らせ
2024年10月17日(木)、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と神戸大学、株式会社神戸大学イノベーションが共催で新技術説明会をオンラインにて開催します。
新技術説明会は、神戸大学の研究成果である特許技術の実用化・技術移転等を目的に、新技術や産学連携に関心のある企業関係者に向けて、研究者(発明者)が直接プレゼンテーションを行う説明会です。
各研究者の発表終了後、ZOOM上にて約30分の技術相談・質問ルームを開設します。
研究者と直接技術についてご相談をいただける機会になります。
本年度もオンライン開催ですので、お気軽にご参加ください。
※個別相談をご希望の際は、こちら(kui-tech@kobe-u-innov.jp)までご連絡いただけますと幸いです。
お申し込み・詳細についてはこちら
※お申し込みいただくと、開催日から約2週間、見逃し配信が視聴できます!
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【開催概要】 ※オンライン(ZOOM)開催
・日時 : 10月17日(木)13:30-15:55
・申込締切 : 10月16日(水)24:00まで
・参加費 : 無料
・プログラム:
1) 13:30~13:55 「医療・福祉」
「アンケートデータからの交流ネットワーク解析」
谷口 隆晴 先生(理学研究科・教授)
概要:
ウェルビーイングが注目される中、社会的つながりを評価する技術が求められている。
しかし、実際に、誰と誰の間に交流があるのかを、個人名を挙げて調査することは難しい。
本解析手法は、詳細なデータの収集や特殊なデバイスを不要とし、交流人数などの簡単なアンケートデータから、個人のパーソナリティとネットワーク中の状況・役割の関係を評価する。
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2) 14:00~14:25 「計測」
「無反射多層基板を用いた光学的精密計測」
服部 吉晃 先生(工学研究科・准教授)
概要:
本技術は試料の表面を、一般的な光学顕微鏡とカメラを用いて、精密計測する手法です。
試料を乗せる基板に特徴があり、光学設計された無反射多層基板を利用します。
この基板の表面は光学的に非常に敏感なので50pm程度の凹凸を可視化できる他、表面の物理的・化学的変化を容易にイメージすることができます。
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3) 14:30~14:55 「エネルギー」
「中間バンドを用いた昼夜に発電可能な熱放射発電素子」
原田 幸弘 先生(工学研究科・助教)
概要:
昼間に太陽光発電を、夜間に熱放射発電を同一の発電素子で実現できれば、太陽光発電の設備利用率の向上が期待できる。
本技術では、中間バンドを介した2段階の遷移を用いることによって太陽光発電と熱放射発電の発電量の両立が可能であることを詳細平衡モデルを適用した数値計算によって明らかにした。
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4) 15:00~15:25 「製造技術」
「コスト削減と安全性向上を実現する新しいサリチル酸の製造方法」
姜 法雄 先生(農学研究科・助教)
概要:
本研究ではサリチル酸の製造において、高圧反応を必要とする従来法の代替として、常圧下で実施可能な新しい手法を提案する。
とある試薬によって、反応コストを約8割削減し、従来の高価な試薬や複雑な設備を不要とするプロセスを開発した。
本手法はスケールアップも容易で、高付加価値化合物であるカンナビジオール酸の製造に応用できる。
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5) 15:30~15:55 「アグリ・バイオ」
福田 伊津子 先生(農学研究科・助教)
「卵殻膜由来ペプチドによる腸内細菌叢の改善」
概要:
卵殻膜には様々なタンパク質が含まれる。
卵殻膜の酵素分解物にヒト腸内細菌叢構成を改善する効果を見出し、有効成分の分離を行ったところ、コラーゲンタイプX由来ペプチドに有用菌であるビフィズス菌と乳酸菌の増殖効果を確認した。
また、卵殻膜分解物は、有害菌である大腸菌とフソバクテリウム菌の増殖抑制効果を示した。
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