TECHNOLOGY 技術紹介・発明紹介

新規マイクロファイバー培養基材による細胞の高効率捕捉高密度培養でエクソソームの高産生を実現

背景

幹細胞やⅰPS細胞等に関連した再生医療技術では、三次元培養に適した細胞足場材料の開発が求められてきた。しかし、従来の細胞足場材料は(1)細胞の固定率が低いため培養に多大な時間と労力を要すること、(2)接着する細胞密度が低いことなどの問題があった。

技術の内容膨潤性と接着性に優れた2種素材を組成とする新規繊維

・2種類の素材を組成とする新規マイクロファイバー(MF)の固定化は、細胞懸濁液を滴下するのみ
・MFが膨潤する際に、培養液と細胞を取り込み、 同時に細胞が迅速にMFに接着する
・細胞が均等に近い状態でシート内部まで固定化可能

技術の利点:高密度培養による省スペースでの 高効率な培養を実現

・高い膨潤性と接着性により、供給細胞の固定化率約100%を実現(供給細胞のロス防止)
・短時間で固定化可能 (作業効率化の向上)
・高密度固定(MF 1mgあたり約3×107個)が可能(ある細胞でのエクソソームの高生産を確認済み)

産業応用のイメージ:再生医療分野における 研究および社会実装の加速に期待

・エクソソーム大量生産への利用
・間葉系幹細胞などの細胞を用いた治療用細胞シートや軟骨用組織、骨組織再生への利用
・独自技術(ポリアミン多能性幹細胞作製)との組合せ、自家細胞由来の細胞シート作製やエクソソーム生産も可能

特許出願

あり

希望の連携実施許諾契約、共同研究契約、技術検討のための契約 など
担当アソシエイト松村 優香

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