TECHNOLOGY 技術紹介・発明紹介

善玉菌への影響を抑え、歯周病の原因菌(Pg菌)のみに強い抗菌活性を示す新規化合物

背景

世界中で高齢者人口が増加している中、近年歯周病と全身疾患(動脈硬化、糖尿病など)の関連が明らかになってきたことから、消費者の中でも歯周病予防や治療の意識が高まっている。
しかし、歯周病治療に用いられる抗菌薬の薬剤耐性菌が増加しているため、薬剤耐性菌発生のリスクが少なく、長期的に安全に使用できる抗菌薬の開発が望まれている。

技術の内容:Pg菌のみを抑制する新規化合物の 高純度で簡便な合成技術

・特定の構造を有する新規化合物
・少ない反応段階(4段階)で合成可能
・エステラーゼに対する安定性が高いため、抗菌力の持続効果がある。

技術の利点:Pg菌(Porphyromonas gingivalis)を 特異的に抑制することを確認

・細胞への影響がより低い化合物
・既存の医薬品に比べ、Pg菌に対してより特異的に抗菌活性を発揮
 →薬剤耐性の抑制に繋がる可能性がある

産業応用のイメージ:歯周病を予防する口腔ケア商品や食品領域への応用

・歯周病を予防する口腔ケア商品の開発
・歯周病対策製品の食品領域への応用
・細菌検査と組み合わせ、検査結果に基づいたオーダーメイド治療の可能性など

特許出願

あり

希望の連携実施許諾契約、共同研究契約、技術検討のための契約 など
担当アソシエイト松村 優香

同じ分野の技術・発明紹介

Contact お問い合わせ

サイトには掲載していない発明も多数ございます。
御社の製品・技術開発に適した発明をご紹介いたします。
まずはお気軽にご相談ください。

078-803-6649
受付時間: 8:30~17:30